やる事を後回しにしないためにできること…

 

 

 

 

僕には昔から悪癖があります。

それは、嫌な事や面倒な事を後回しにしてしまうということです。

過去幾度となくこの悪癖にウンザリさせられました。

 

例えば、夏休みの宿題、定期テスト、受験時の英単語、旅行の準備 etc…

あらかじめコツコツやっておけば楽なのに、溜めるだけ溜め込んで最後にヒーヒー言いながら終わらせるのです。

 

当然ギリギリまで終わらなかったり、点数が伸びなかったり、忘れ物をしたり…

 

 

 

 

皆さん自身や皆さんの子供にもこの癖を持っている人がいる事でしょう。

今回はやるべき事を「今」やるためにすべきことをお話しします。

 

 

 

 

 

 

 

そもそも何かしなければいけない事があるにも関わらず、
それを放ったらかして他の事をしてしまうのは何故でしょうか?

 

 

 

要因の一つに「逃げることが出来る環境」にいるというのがあります。

勉強が嫌だと思ったその瞬間に、PCやゲーム、スマホをいじったりすることが簡単に出来てしまう状況。全部が手の届くところにある。

 

 

①勉強めんどくさいなー

 ②◯◯やろうかな?

  ③よし、やろう

が一瞬で出来る

 

 

 

これでは嫌な事、面倒くさい事をやらなくなるのも当然ですよね。

 

 

「いや待て、嫌だけどこれはやらなきゃいけないんじゃないか」

とか考える前に他の事に手が届くのですから。

 

更に言うなら我々が思っているほど、スマホやゲーム等々をしたい訳ではありません。
(とはいえ新しいゲームを買ったとき等はそうなることもありますが笑)

 

 

たまたまゲームが楽しいからそれを手段にしているだけで、

目の前の「やるべき事」から逃げたいだけなのです。

 

 

テスト前に部屋の片付けを始める思考なんてまさにこれです。

部屋の片付けがしたいからではなく、単にテスト勉強したくないだけ。

 

 

なので、ゲームを封印しても、スポーツや読書等あらゆる手段で勉強から逃避します笑

特に今はスマホという便利極まる機械があるのですから…

 

 

 

 

結局は

何か理由を付けて、今やっている事から一瞬でも良いから目をそらしたい。

後で困る事はわかってるけど、「今」現実から逃げたい。

 

これにつきます。

 

 

彼ら自身、勉強をやった方が良い事は理解しています。

だから、周りの人に「勉強しなさい」と言われても「わかってるよ!!!!」という返答になるのです。

 

 

では、どうすれば良いのか?

 

何のひねりも無い解決法ですが、

逃げるものがない環境に置く

というのが、一番有効でしょう。

 

 

少し頑張れば(この表現も変ですが)逃げられるというのは、やはり大きな問題です。

 

なので、一時的にスマホを使えなくするとか(個人的には大切だと思います

スマホはヤバいです。本当に。

app.8-world.net

 

 

普段自室で勉強している人は、いつもとは違う場所で勉強してみるとか

(やっぱり面倒くさいと思っている状態で、漫画とか別の物が目に入っちゃうと我慢出来なくなるので…)

 

 

そういった手段をとってみると良いでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

結局の所

やるべき事(理性)<逃げたい、面倒くさい(感情)

となっている事が原因なのでどちらかに対処するしかありません。

 

 

つまりは、

「逃げるものが無い状態にする」

「やるべき事を強く認識する」かのどちらか。

 

ただし、前者だけで勉強を促すのは危険です。

イヤイヤやっても効率が悪いですし、つらいだけなので勉強に忌避感を覚える事になってしまいます。

 

 

テストで良い点をとっても勉強を嫌いになっては元も子もないですよね。 

 

 

カギはやるべき事を強く認識する」ことです。

 

 

今、この瞬間やらなきゃいけない理由を作ること

 

将来の夢と結びつけても良いですし、前回お話しした「ご褒美作戦」を使うのも良いでしょう。

 

まとめると

逃げるものが無い状態

「今」やる理由を作るということ

 

 

この二つを組み合わせる事で、テスト勉強だけでなく様々な事にしっかりと取り組む事が出来るようになります。

 

 

 

 

 

 

子供は感情的なようでいて色々な事を考えています。

ちょっとした理由やきっかけがあれば、彼らは自分で動き出します。

  

 

 

テストは子供にとっても大人にとっても大変な物。

どうせ乗り切らなければいけないのなら集中してさっさと終わらせてしまいましょう笑

 

 

 

 

 

 

 

ここまで読んでいただいてありがとうございました!

それでは!!

点数UPのために出来る事 〜「良い点取ったらお小遣い」は効果ナシ〜

 

「次のテストでよい点を取ったらお小遣いをあげる」

 

 

多くの人が、こう言われて勉強した事があるのではないでしょうか?

 

いわゆる「ご褒美作戦」

馬で言うところのニンジンぶら下げてる状態

 

学生時代、ご褒美を支えにして頑張った人も多いかと思います。

 

モチベーションをあげる手段としては割とオーソドックスな物ですね。

 

この「ご褒美作戦」

実際に子供にやってみると、テストの点数が上がる子もいれば、思うようにやる気に繋がらない子もいます。

 

 

僕は後者でした。

「テストの点に応じてボーナスをあげる」と言われても全くと言ってよいほどやる気が出なかったのです。

 

大学受験や塾講師を経験した今にして思えば、

テストで点を取るだけでお金がもらえるなんて夢のようですが

当時の僕には効果が無かったのです。

 

 

 

今日はそういった子からやる気を引き出すコツをお話しします。

 

 

 

 

 

 

ご褒美がテストの点に繋がらない理由

 

 

 

「ご褒美」がテストの点数に繋がらない理由としていくつかの理由が考えられますが、その中でも大きな2つの要因を紹介します。

 

 

 

 

 

 

一つ目は「点数の上げ方が具体的に分からないケース」

 

 

家でたくさん勉強する、文章をしっかり読むといった事をただやるだけで、

どのようにして得点し、苦手分野をつぶすかのイメージや、授業に集中する等の発想が無い為に学習が中途半端になってしまっている状態。

 

 

ご褒美は欲しいし、やる気はあるけどその為の設計図を描けないというパターンです。

 

これに関しては、

どうすれば点数をあげる事が出来るのかを教えて、導いてくれる人が必要になります。

 

 

 

 

 

 

二つ目は「ご褒美が魅力的に見えないケース」

 

 

「見えない」というのがポイントです。

人間は目先のものを過大に評価してしまう傾向があります。

 

そのため結果を出せばご褒美をもらえる事が分かっていても、

テスト勉強をせずに楽をすると言う近い将来の満足を優先して、「明日頑張ろう」と考えてしまうのです。

 

 

 

 

 

 では、どうすれば良いのか?

 

 

 

 

 

答えは簡単です。

「ご褒美」のニンジンが遠すぎる為にやる気が出ないのであれば、

目の前にぶら下げれば良いのです笑

 

 

つまり、「1時間勉強したら」「このページまで解いたら」「覚えた単語の数に応じて」といった

今頑張れば達成出来る目標を提示し、それに「ご褒美」をくっつける。

少しの頑張りと少しのご褒美をセットにする。

 

 

 

 

考えてみてください。

もし、ダイエットで毎日すこしずつでも成果が実感できたら、嬉しいですよね?

 

 

勉強も同じです。

勉強が好きではない子供に3ヶ月後、1年後のメリットを説いてもモチベーションにはなりません。

我々大人だって難しいのですから…

 

 

 

 

 

彼らに必要なのは「今」頑張る理由です。

それを与える事が出来るのは、一番近いところにいるお父さん、お母さんです。 

 

 

上手くサポートしてあげれば、彼らは驚くような成長を遂げるでしょう。

是非、そのための第一歩を作ってみませんか?

 

 

 

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

それでは!

ご挨拶 〜大手塾の注意点〜

はじめまして。
「塾と受験と将来を考えるブログ」です。

 

 

このブログは、
浪人生活や塾講師、大学の経験を通して、
僕なりに思った事、感じた事を書いていくものです。

 

このタイトルを見てアクセスされる方の多くは、

お子さんをお持ちの親御さんかと思います。

そういった人たちに取って、多少なりともこのブログが役に立てば嬉しく思います。

 

しばしば(頻繁に?)、批判的な内容になるかと思いますが、
お読み頂く際にはその点ご了承お願いいたします。

 

 

・大手塾の注意点

 

まず始めに、お子さんを通わせる塾を選ぶに当たって

知っておくべき、塾の構造をお話ししたいと思います。

 

 

まず、大前提として認識しておく必要があるのは、

「大手塾はあなたのお子さんの合否に興味が無い」

ということです。

 

 

 

目次

  1. 大手塾が欲しいのは絶対数
  2. 合格者の作り方
  3. 上位クラスと下位クラス
  4. まとめ

 

 

 

 

 

 

1.大手塾が欲しいのは絶対数

 

 「大手塾はあなたのお子さんの合否に興味が無い」と書きましたが、より正確には

合格するのはあなたのお子さんでなくても良いということです。

 

大手塾に取って必要なのは合格数であって、合格者そのものではないので。

 

 

というのも、

大手塾も結局は営利団体であるからです。

競合に飲まれないためには利益をあげて成長しなければなりません

 

 

そして、塾のとっての利益とは生徒の学費であり、

生徒を集めるために必要なのは実績(合格数)

 

 

 

 

そこで質問ですが、最も効率よく合格数を増やす手段ってご存知ですか?

先生の質を上げる?

親との関係を密にする?

いえいえ、そうではありません。

 

最も効率よく合格数を増やす手段は

生徒の数を増やす事です。

 

 

 

 

毎年の合格実績は程度の差こそあれ、おおよそ決まった割合に落ち着きます

 

生徒が100人いたとして

3人が東大、京大、東工大

10人が早慶上智

20人がGMARCH

40人が中堅以下

残りは浪人

 

この数字は適当ですが、毎年こんなイメージで合格者がでます。

予備校は他と比べて圧倒的な何かをしている訳ではありません。

 

 

予備校が特別な何かをしなくても、

生徒が1,000人来てくれれば、東大、京大、東工大等に30人

生徒が10,000人来てくれれば、東大、京大、東工大等に300人

合格します。

 

 

だからこそ、予備校はこぞって広告に力を入れるわけです。

生徒の数を増やせば、合格者は自然と増えるので。

 

 

 

 

極端な話ですが、

東大合格5人と書いてあっても、

10人の塾なのか、1万人の塾なのかで全く違ってきます。

 

つまり、本当に見るべきは合格数ではなく、合格率であるべきなのです。

そんな物を公開しているところは見た事がありませんが…笑

 

 

 

 

 

 

2.合格者の作り方

 

上にも関連する事ですが、

合格者をつくるのに最も簡単な手段は何でしょうか?

 

合格しそうな人を合格させる

これにつきます。

 

 

 

 

あなたがコーチだとして、

1kmしか走れない人と20km走れる人、

フルマラソンを走れるようにするのにどちらが簡単かという話です。

 

訓練する時間は限られているのに加えて、そのレベルまで教える事が出来る人材にも限りがあります。

限られた資源の中で最大限の結果を出そうと思えば、

合格しそうな人を合格させるという効率的な手段を取らざるを得ないのです。

 

 

もちろん下位から努力して上位に到達する生徒もいますが、

やはり少数であると言わざるを得ません。

 

 

 

そのため良い先生は自然と上位生徒の担当となり、

残りを順次振っていくことになります。

 

 

 

 

結果として、(言い方は悪いですが)

下位の生徒がお金を払い、上位の生徒に目立つ実績を上げてもらう

という構造になるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

話が逸れましたが、今回知って欲しいのは、

「あなたにとってあなたのお子さんが特別でも、塾に取っては特別ではない」

と言うことです。

 

 

 

その点を理解して、上手く活用しましょう。

そのためには、塾に通う目的を理解しておく事が重要です。

 

 

なんとなくで入塾すると

「なんでこんなにお金を払っているのに成績が伸びないんだ!」

という状態に陥ってしまうので注意しましょう。

 

 

 

 

 

塾との付き合い方や選び方に関しては、また後々触れていこうと考えています。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

色々と偉そうに書きましたが、「何を言っているんだ」と言う点も多々あるかと思います。

そういった部分に関しては、ご指摘いただければ幸いです。

 

また、話題のリクエストがあれば、反映させていただきたいと思います。

未熟ではありますが、今後ともよろしくお願いいたします。